2014年10月02日

【大鳥池のタキタロウ】


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【名前】
タキタロウ
たきたろう
滝太郎


【国内の生息域】
山形県鶴岡市の大鳥池

【形態と生態】
水温3℃という環境を好むイワナ系の巨大魚と言われている。目撃談は数多く、産卵期は9月で、その頃は浅瀬に産卵の為に寄ってくる所を昔は多くの人が捕まえて食べたという。
 身は赤身であったと言われており、特徴的なのは下あごが長くウサギのような三口であったとされ、写真等も残されている。



【体長】
1.5〜3m程と言われている。


【釣期】
目撃談は秋が多く、降海系の鱒が産卵の為に遡上してきた時期に重なる。岸から狙うなら9月。


【食性】
タキタロウがマス系なら、魚やエビ・またヘビや鹿を丸呑みにしたという伝説がある。


【釣り方】

 大鳥池では、ルアーを投げるアングラーが多い。
 大鳥池にはタキタロウの他に、イワナ・ヒメマス・カワマスが生息する。


【釣る時間】
不明
目撃談が多いのは産卵期と思われる秋


【タキタロウの正体】
 伝説の怪魚、タキタロウは、1級河川赤川水系の、堰止湖である大鳥池に生息していると言われる怪魚で、その姿は1m以上と言われることも、2m以上と言われることもある。
 また、下顎が発達し、マス系の姿をしているという。
 目撃談は多数あり、しかしながら「タキタロウ」の正体はいまだ不明である。

 下顎が発達して長い魚・・・それは個体差があるので、一概になんの魚ともいえない。下記はイワナである。675279e3-s.jpg

これがタキタロウといわれる写真↓↓↓
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身体の模様が見にくいが、イワナ系のイメージだ。

勝手な考察になるが、現代の科学でわかっている範囲で考えると、タキタロウはアメマス等の魚ではなかろうか・・・
 降海魚は海に降りると、海水が成長ホルモンの分泌を促し、体が巨大化する・・・その典型が、ヤマメの降海系の「サクラマス」やアマゴの降海系の「サツキマス」・・・ニジマスなら「スチールヘッド」
 そして、イワナ系の降海系が「アメマス」

アメマス.jpg


仮に、海に降りなくても、鱒系の魚は湖が海と勘違いし、巨大化する。

そして、下顎が発達して顔が尖っている特徴は「オス」に見られるもので、メスはこういった顔つきにはならない。(通称:鼻曲り)下がアメマスの鼻曲り 下顎が出てます。

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そして、もう一つ・・・
三倍体の存在・・・
三倍体とは、産卵直後に何らかの衝撃(温度的変化・薬物的要因・衝撃等様々)を与えると、その卵から孵化した個体は、巨大化するというもの。
ちなみに、温泉が湧き出る湖では温度的変化による三倍体個体は生まれやすいわけだ。

この三倍体は、現在は養殖業者のなかではすでに行われており、一般に流通している。
理由は巨大に育って、肉質がいいから・・・
しかし、この個体は生殖能力がなく、子供が生まれない・・・なので、産卵後に死んでいく種類の魚も、三倍体だと生き続けることになる。
 
 一般的に1mを超える降海系アメマス、三倍体個体の結果得られたのが・・・

下顎の長い 1m〜3mの巨体 極まれにしか姿を見ることができない 秋に目撃談が多い等の特徴を備えたタキタロウなのではないだろうか・・・


しかし、この条件であれば、アメマスでなくてもイワナでも、それこそレイクトラウト、ニジマスでも考えられる。
 だが、当時の事を考えた時に、昔から日本にいるイワナやアメマスであってほしいという勝手な願いである。

実際、今も研究されてはいるが、タキタロウは誰かが「この魚をタキタロウにする」と定めない限り、ずっと続く論争ではあるが、多数の目撃談の一致不一致を含め、この曖昧さもまたロマン。
 色んな見解はあるが、自分なりに考えるのもまた釣り人。

 色んな考えの中で、またすばらしい発見があることを期待したい。


 

【関連項目】
アメマス
イワナ
高浪の池のナミタロウ
ナガレモンイワナ
イトウ














posted by マチャ at 09:37| 伝説の魚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする