2014年12月17日

【岩魚坊主】







イワナボウズ.jpg

【名前】
岩魚坊主(いわなぼうず)

イワナが長い年月を経て妖力を得た姿と言われている。(妖怪)
イワナ 1.jpg

【国内の生息域】
岐阜県 中津川市・恵那市
福島県 南会津 水無川
その他、東京都など、日本各地の伝承に登場する。



【言い伝え】
 数人の男たちが、その日、川で魚を捕っていた。その方法が「根」と言われる、いわゆる毒を川上から流し、イワナが毒にやられて浮いてくる所を根こそぎ捕るという漁法で、この方法は川の流れの少ない川や池では毒が充満し、その川にいる魚が根こそぎ死んでしまう。
 そうなれは、川は死んでしまう大変残酷な漁法だ。
 その男たちが川で「根」を流す為に支度していると、いつの間に現れたのか一人の坊さんが現れ男たちを注意した。
 「お前たちの作っているそれは「根」ではないか?そんなものを流したら、川の魚は一匹たりともいなくなってしまう。 そんな残酷な事をしてはならない。 お前たちかて、自分の子供まで毒で殺されるような事があれば辛かろう・・・」
 長い説教にうんざりした彼らは、とりあえずその場をやり過ごす為に反省した振りをして、坊さんをもてなしたらしい。
 しかし、その坊さんはやたら気味の悪い目をしていて、はやく立ち去ってくれないかと男たちは思っていた。
 そして、坊さんは飯や団子をごちそうになり、しばらくすると念を押して説教し、その後機嫌よく帰って行ったらしい。

 その後、坊さんがいなくなってから、しばらく様子を見て、もう大丈夫だろうと彼らはその「根」を流しはじめた。

 すると、川からたくさんの魚が浮かんでくる。

 調子づいて彼らはどんどん「根」を流すと、巨大はイワナが浮いてきた。
 これは凄いと大騒ぎして、そのイワナを引き上げ、腹を裂いてみると、なんとさっき坊さんに食わせた飯や団子が出てきたという。
 そのイワナの恨めしい顔と気味の悪い目をみて、さっきの坊さんはこのイワナが化けて出たものだとわかり、一目散に退散した・・・という話だ。

 この話は「日本昔ばなし」でも取り上げられ、「イワナの怪」というタイトルで放映された。



【生態】
冷水を好み、源流域に生息していると言われている。

【体長】
1.5m程。


【釣期】
不明。

【食性】
伝説によれば、人が食う飯や団子も喜んで食べたという。

【釣り方】
不明

【釣る時間】
不明




【関連】
大鳥池のタキタロウ
高浪の池のナミタロウ
イワナ

posted by マチャ at 13:57| 伝説の魚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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